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2009年 03月 22日
たんぽぽが一面に咲く場所を見ると
捨て猫や捨て犬のために光る 「やさしいたんぽぽ」の場所かなと必ず思い出す絵本です。 息子を生んでから出会った人がとても絵本や本に詳しい人で 彼女が「安房直子」さんを教えてくれました。 むかし、はるか昔にどれかを読んだことがある程度の記憶で しっかり読んだのは大人になってからです。 私は、安房さんのどこまでも優しい弱者を大事にする部分や 約束を守らないときにはぴしゃりと罰があたるところなど 淡いようでぱきっとしている空間が大好きなファンタジー本だと思っています。 小学生できちんと出会えていたならば、きっと手放せない一冊になっただろうな・・・。 やさしいたんぽぽ 安房直子 ぶん 南塚直子 え 小峰書店 日も暮れた野原におんなのこが一人います。 エプロンの中に隠しているものは さきほどお母さんに寝ている間に捨ててきなさいと 言われた白い猫。 少し離れた野原の向こうを通りすぎていく電車を眺めて 私ものって、どこかとおくへいっしまいたいと考えてしまいます。 どんどん暗くなって行き 女の子はますます不安になります。 こんな真っ暗闇では、鳴いても誰もきてはくれないでしょう。 ミルクも もちろんもらえないでしょう。 心細くてだっこしてくれる人などいません。 子猫を抱いたまま、おんなのこは「だれか たすけて」と泣いてしまいます。 すると、足もとが豆電球のようにきいろいものがひかります。 一つ、またひとつ。いつのまにか辺り一面きいろい まるいものが光っています。 このひかりの現れかたや、その表現の仕方もさすがと思います。 安房さんは「のはらは いちめん きいろい あかりのうみ」と書かれています。 そして、きいろいあかりは、いっせいに揺れて 鈴みたいな声をあげるのです。 そのひかりは、たんぽぽだとわかります。 犬や猫が捨てられる夜は、特別な夜で、たんぽぽはひかり 優しいたんぽぽになるのだそうです。 お腹を空かしている猫のために、たんぽぽは 「わたしの ミルクを あげましょう。 わたしを つんで ごらんなさい」 といいます。 おんなのこは『摘む』行為をためらいます。 手折ると死んでしまうからと。 たんぽぽは、言います。 「やさしい こころで いるとき、つみとられても しにません」と。 そして、猫は茎からポタポタでるミルクを飲むのです。 そして、そのたんぽぽを首に飾ると でんしゃがきます。。。 電車の窓には、捨てられた犬たちや猫たちがいっぱい。 でもひかるたんぽぽを首につけたみんなは幸せそうです。 捨てられた動物たちを乗せた電車は 「ひかりのくにゆき」と書かれていました。 昔 どうしても買いたいと犬を拾って母たちを困らせました。 足をひきずる犬を獣医に連れていき 道路で寝転んでいたというと治療費はただにしてくれました。 なんにも知らない子どもだからできたことだけど 大人になった今じゃ、ただでさようならとはできないですよね。 すぐに飼い主が見つかり、きっと治療費は飼い主が支払いに行ったと思うのだけど。。。 義理の妹の所にいま、猫が二匹います。 どちらも捨て猫。 思わず、世話もできないほど忙しい日常なのに 拾ってしまったと幸せそうに言っています。 遊びにいくと、子どもたちのいいお相手になってくれます。 最初のシーンで、猫どうなっちゃうの?と つくづく悲しくて、つられ泣きしそうな話です 娘も犬も猫も好きで、可哀想といつも顔をしかめます。 でも、たんぽぽがひかり、幸せな空気がただよいはじめると 表情が変わります。 そして、あぁ、一緒に電車に乗りたいな と言います。 残念ながらこの本は、長年品切れです。 いま復刊リクエストをかけているようですね。 優しいたんぽぽのお話。 小さい子というより、小学校1年生後半からか、 2、3年生の方がぐっと入り込める気がします。
by soritant
| 2009-03-22 23:39
| 安房直子
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