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2009年 03月 25日
はるに なったら、 おはなを たくさん つんできて、 はなたばを つくってあげる。 おねえさんがちいさなおとうとにかけた言葉 はるになったら シャーロット・ゾロトウ 文 ガース・ウィリアムズ 絵 おびかゆうこ 訳 徳間書店 若草色の芽吹く準備をはじめたばかりの色が見返しに 使われていて、もちろん表紙にも。 その中には、愛らしい少女の絵。 この少女の絵のタッチに見覚えがある人は 「大草原の小さな家」 (だけではないけれど『インガルス一家の物語』が好きだったのでは? という私は、作家が気になりだしたのは、ここ数年で (小さい頃ならもちろん、作家を気にしたことなんてない) これが復刊された頃は、ちょうど作家が気になりはじめたばかりの時で 当時の私は、「フランシスシリーズ」にはまっていた。 なのでガース・ウィリアムズといえば、「おやすみなさいフランシス」を はじめとした動物の挿画の人としか意識してなかったので驚いた覚えがある。 ところが、よくよく見ると、あのテレビ番組でも魅了された 「大草原シリーズ」の挿絵の人だとわかった時の納得感。 見過ごしてるとはいえ、なにか繋がったと感じる瞬間は今でも嬉しい。 この絵本は、何度でも見たい、読みたい、読んであげたい絵本。 残念ながら原書は読んだことがないので 訳がどれだけいいものかはわからないけれど 私なりに、この絵本はとてもいいものだと思っている。 ゾロトウの特徴として、彼女の描く絵本は、ほとんど大人が出てこない。 出てきたとしても、それこそ道案内的な役回りでのみ。 まったくといっていいほどに、子どもだけで進んでいくものが 多いけれど、この本もその1冊。 ところが、不安になるどころかどんどんのめりこんでしまう。 それはやはり、ゾロトウという人が、長年 編集者として 児童文学に関わり、子どもの視点で物事を見ることが できるからだと実感する。 時として、大人がまったく出てこないほうが 「子どもが安心して読める場所」という存在になり得るようだけど まさにゾロトウがそうだと思う。 ここで言う大人は、『親』の存在に近い。 キャンプにでかけていき、小言をいう親がいないことで すっきりして帰宅するあれに似ていると思う。 キャンプは大掛かりだけど、読書は一瞬で離れることができるから安易でおすすめ。^^; 絵本の女の子は、とにかく弟が可愛い。 弟のために、色々なことをしてあげたいと思う。 おはなをつんだり、雨水をバケツに集めたり・・・。 かぜをつかまえるのは、暑い時に部屋にすぅっと逃がすため まきがいをひろうのは、おとうとになみのおとを聴かせるため。 ゆめにおばけが出てきたら やっつけてあげるね!とか。 誕生パーティにいったら、おみやげにケーキをもらってくるね。とか。 空の雲の形とか 見た夢の話・・・ 何を見てもちいさな弟が可愛くて なんでも話したいと、こうしてあげたい。ああしてあげたい。 とお姉さんは思うのだ。 そして、最後の言葉の泣かせること。 『 いつか、 あたしが おかあさんに なったら、 あかちゃんを だっこさせてあげる。 こんなふうに!』 私は、幾度も幾度もこの絵本を読んだ。 当時、3歳と2歳の息子たちに。 その3ヶ月後に双子を妊娠したと発覚した。 弟か妹かもわからない双子たち。 絵本を読みきかせしながら、二人がどんな風に双子たちを 迎えるのだろうかと思いを馳せてみた。 当時よりも、今の方がずっとこの絵本のお姉さんらしいことを ふみも双子たちもしているように思う。 春になると、必ずこの絵本は読むし、 春でなくても、つい、開いてしまう。 母性ってね。湧き出てくるものなんだな って。 見てるだけで、優しい気持ちになるんだ。 そしてね、親ばかだけど いつも思うの。 このおねえさんの仕草や考えが ふみにそっくりだって。 こんな素敵な娘を持ったことと、そんな姉がいる妹たちは幸せものだなって。 そして、それは全てでないにしても ゾロトウや出会った絵本たちのおかげでもあるって。 (もちろん、ふみが出会ってきた全ての大人の人たちのおかげでもあるわ!) 絵本は凄い。 どんな自分にもなれるから。 どんな素敵なことも! どんなあほらしいことも! 誰にも邪魔されずに、心から楽しめる!
by soritant
| 2009-03-25 21:57
| シャーロット・ゾロトウ
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