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2009年 10月 18日
今夜は北欧の絵本。 北欧といえばリンドグレーン。 いまでもおかざき世界子ども美術博物館でのピッピ展の時に初めて聞いた リンドグレーンの声が忘れられません。 あんな優しい声で、愉快そうにお話してくださるんだなぁ、と。 いつまでも私は入り口で立ちすくんでいました。 ぼくねむくないよ アストリッド・リンドグレーン文 イロン・ヴィークランド絵 ヤンソン由実子訳 岩波書店 イロン・ヴィークランドと組んでいる仕事は多いです。 ヴィークランドの絵は深い表現力があります。 少し暗い感じが、私には胎内のイメージとつながり 単に暗いではなく、安心をさせます。 挿画のあちこちに北欧らしさが鏤められていて 見ているだけでもデザインや色使いの勉強になります。 絵本に出てくるラッセは、遊びたくて仕方ない。 「ちょっとだけ」が繰り返され、お母さんは無理矢理お着替え。 この場面の絵、驚くのが当然、静止画なのに、動いているように見えるところ。 ラッセが足をばたつかせ、大きな声をあげて 抗っている様子は、迫力満点。静かな絵なのに動きがある。 これがヴィークランドの魅力だといつも感じます。 ラッセの住んでいる上にロッテンおばあさんという人が 一人で住んでいます。 ラッセはよく遊びに行くのですが、ある日おばあさんのめがねを かけてみたい?と聞かれた。 ラッセのいる場所は何も変わらないのに その小さな眼鏡でのぞく世界は大きくて不思議。 ある場面は、ちょうど寝る前クマの子が出てきて ある場面は、うさぎのお母さんがコーヒーを飲みにいくから おとなしく寝ていなさいと言われたこども達。 5匹のうさぎが子どもだけになって、飛び跳ねるわ。 騒ぐはの、凄いことになっている様子。 他にも見える、見える寝ようとしている動物たち。 中には、大人の私たちが同情してしまうほど 活発な子がいたり、、、それは反対にこども達には大ウケだったり。 あえて動物の家族だけれど、いろんな家庭があって いろいろな暮らしぶりがある。 けど、どれも結局おなじことは 夜になったら子どもは寝るということ。 さぁ、そのあとラッセはどうしたと思う? まだ、やだやだと駄々をこねたと思う? 素敵な絵本だから、よかったら見てね。 うちのこども達は、この色々な家族の暮らしが見える眼鏡が欲しくて 仕方なかったようで、私の眼鏡で見えない?と聞かれたり。 こういう眼鏡を探してきてと言ってみたり・・・。 もしも持っているとして、と想像をめぐらして こういう家族があるかも、と話にはずんだり。 絵本に出てくるこども達のいたずらで話に花が咲いたりなんてことも。 私が魔法の眼鏡で思い出すことは、息子2歳の時。 夜、寝る時に魔法の眼鏡でみんなをのぞいて おやすみ●○ちゃん と声をみんなにかけてから寝たこと。 忘れちゃったかなと思ったら、息子その後でこそって話をしてきた。 先月のブックトークで月岡さんも仰ってたけど、本当に、子どもは小さな世界が好きで そのなかでよく遊ぶ。 小さな中で満たされるもの、でもその小ささって、凄く永遠に近い 無限の力を持っている。 凄いな。凄いな。 私の小さい時は、お話を読む暇もなく寝ていたという。 なんて手のかからない子。 でも、祖父母が他界して、急に子どもだけの部屋を持たされた時 夜はせばまった空間で、暗闇は恐怖へと変わった。 古い日本家屋の、天井の目ん玉にも見える木の板が 色々なものに見えることなんかを思いついて 何度も羊を数えてた。 4年生の冬、私はまだまだ母のぬくもりが 欲しかったと記憶している。 でも、母はべたべたするのが嫌いな人だったからなぁ。 べたべたした記憶、小学生からはない。 かといって、ぬくもりの記憶がないかといえばノー。 母は母のやり方で愛情は示してくれていた。 4年生の息子が時々、夜すりよってくる。 図体がでかいので、正直、ごつごつしてるし、狭いなとも思うけど 絶対に拒否しないで、だっこしている。 児童書や絵本を見ているといつも思うことは いい絵本・本の挿画をしている方は、本当に一流の方たちばかり。 子どもの様子も、じっくり観察して書かれているのだな、 といつも感心してしまう。 まず、絵をさらっと楽しみ、ものがたりを読んで 次は、じっくり挿画の一つひとつを楽しむ。 子どものぷっくらした手とか二の腕 丸みを帯びた背中。かかとさえ赤ん坊を思わずふくらみ。 ゆたかなほっぺとか。 遠くを見ているようで、静かに近くも見ているまなざし。 絵本のことで一つ。 絵本は低学年のもの。 と決めつけている大人の多いことに驚きます。 絵本の文字が大きいから。 絵ばかりだから。 絵本は幼いでしょう。 とか、こんな声を聞きます。 もったいない。 私はつぶやきます。 人それぞれ、考え方があっていいけれど、 でも、これに関しては譲れません。 質のいい絵本は、一流の画家が挿絵をしていて それを低価格でじっくり眺めることもできるのに。 絵本の中には、文字も小さくてたくさん、たくさん文章が 書かれているのもあるのに。 当時の画像を見ることもいいけれど、絵本で広がる 想像力というものがあります。 それに、絵本は気軽にさっさと作られるわけではなく きちんとしたものは、下調べも含めて10何年とかかっているものもあります。 当時の服装、暮らし、持ち物。家の様子。 そういうのもとてもわかりやすいのに・・・。 ぶあつい本がいいとか。 文字が細かければいいとか。 絵がないのがいい。なんて、それこそナンセンスな考え捨ててください。 美術館で鑑賞をするのもいいけれど、たくさんの絵本を見て 素晴らしい絵と文章に触れさせるのは 子どもの豊かな心を育成するうえでかけがえのないものと思います。
by soritant
| 2009-10-18 23:03
| 美しい絵本
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