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2009年 09月 26日
正直言って、この絵本にまっすぐ食らいついてくる子どもが
いたとしたら、その子から目が離せない。 だって、見てください。 どうしたって、子どもが好んで飛びつく絵本じゃないでしょう? ちょっと怖いというか、少し不気味というか ところがね。 ひとたび開けば、ウンゲラーの魅力満載で、 こんなシュールで目が話せない本はない。 月おとこ トミー・ウンゲラー たむら りゅういち ・ あそう くみ 訳 評論社 このバラを愛でている顔色の悪いおとこ。 いぶし銀のいかした彼。 ではないけれど、彼が「月おとこ」 月をよーーーく見てみると、ウサギじゃなくてね 彼が座りこんでいるんですよ。 ほら、みてみて。 月おとこは、毎晩、地球の人々が楽しそうに踊っているのを見て うらやましいと思っていたところ、 流れ星がびゅーんと月のそばを通ったので バシュッと手を伸ばして掴んだらしい。 そのまま地球にドスンともドギャンともわからぬ すごい音で墜落。 すんごい音だからフクロウもきんきらお目めが飛び出しそう。 この音にびっくりしたのはふくろうや動物たちだけでなく 兵隊さんや消防士さんもかけつけた。 ところが、大きな穴の中にいたのは ふわふわした青白い生き物。 お役人は警戒命令を出すわ、政治家、科学者、将軍たちも大慌てで 「宇宙からきたインベーダー」だと言い出して とっつかまえてしまう。 ところが、月っていうのは満ち欠けがあるから だんだん体が欠けてくる。 ある時、月おとこは捕らえられていた牢屋から脱獄する。 逃げられたと知った将軍は半狂乱! そこで、自由になった月おとこはどうしたと思う? 新月で脱獄した月おとこ、当然、2週間後には元通り。 自由になれてうれしくって、ふらふらしてたら 仮想パーティにでくわした。 そして念願のダンスに参加!! 何時間も踊り続けたもんだから、またもや通報される。 また捕まるのか月おとこ! どうなる月おとこ! というわけで、続きは見てね。 自分の知っていることが一番で 知らないこととなると、大騒ぎする。 月おとこだけがシュールなんじゃなくて そのシュールさに驚いて行動している将軍たちもシュールだし はたまた逃げ出した月おとこのその後の行動もまたシュール。 シュールだらけの絵本なのに 一度読んでしまうと子どもの心を離さないのは なんでだろう。 ウンゲラーは、多才な人で子どもの絵本にとどまらず あらゆるジャンルで作品を発表している。 興味があったら 芸術新潮 2009年 08月号もどうぞ。 きわどい内容なので、子どもの目には触れぬようご配慮下さい。 しかし、赤ん坊から大人まで楽しめる 隙のない芸術が描けるのはウンゲラーだからと 頷くしかない要素がたっぷり。
by soritant
| 2009-09-26 23:05
| トミー・ウンゲラー
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