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2009年 10月 22日
本当に、片山健さんの描く絵って、こうも自由なんでしょう。
力強くて、なんでもできそうな子どもの顔。 ふてぶてしそうな、態度。 かと思いきや、どこまでも愛らしい子どもの顔。 子どもの顔をよく見てると、小さな子って みんなすごく意思のある顔をしてるなってことに気づく。 でも、時々小さいのに、無表情だったり、こちらの心情を計っているような 子どもに出会うと、ものすごく悲しくなる。 なんて言うんだろう。あの小さいながらにわかりきったような顔。 ところが、片山さんの描く子どもは強い。 心底強い、エネルギーが溢れている。 この強さを拒否する母も一部にはいる。 でもね。。。よく見てると子どもは気に入っているんだよね。 そんな時、あぁ、いいじゃないの。 と声に出しそうになってすぐに止める。 今日の絵本に出てくるのは子どもじゃなくて 山の木の実たち・・・ さぁ、このにらめっこの柑橘仲間、誰と喧嘩をおっぱじめる? 木の実のけんか 岩城範枝 文 片山 健 絵 福音館書店 タイトルにつられたというよりも、背表紙のタイトルの下にいる くりぼうずの顔が、こにくらしくて可愛くて 手に取ってみたら、あらま、表紙は満開の桜をバックに 柑橘たちがお怒りモード。 眉間に皺をよせて・・・ この皺のよせ方、まるで「ビーバップハイスクール」とか 「ろくでなしBLUES」とか「今日から俺は!!」とか・・・ま、色々あるけど でも、喧嘩だ、なんてこんな顔でされても・・・・ 可愛いなぁと思ってしまう。 連れかえって読んでみると、これまたおもしろい。 何がどうおもしろいかと書いてしまうと新鮮さがなくなってしまう。 この本は、特に最初から読んで欲しい。 ヒントを言えば、この絵本は「狂言」の「菓争」(このみあらそい) を下敷きに生まれたと、あとがきに書かれている。 作者自身も三代目江戸っ子というから余計にリズムがいいことがわかる。 このお話を子どもが読む絵本にしようという試みがすごい。 だって、すごく子どもが好きそうな話。 つまらないことで、喧嘩がおっぱじめるし また、もう、それが見事に子ども社会にぴったり。 やんの、やんの。とおっぱじめて、さぁ、どうなるか?! 終わり方が、なお狂言らしい。 一つ、ネタを披露するなら、 ある場面で都会ぶった田舎ものの栗が歌を披露する。 それが和歌なんだが、これまた とんでもない字で詠まれている。 このひんまがって、だみ声のような よろよろしている様子で なんの説明もいれていないのに 栗が詠むには無理があると一目でわかるというわけ。 桜満開の絵だから春でしょうは勘違い。 これ、いまだからいいお話。 ぜひ、読んでみてください。 いい本は、読み手が少々下手でも、読みやすくできてるもの。 今日は、特にそう、痛感する一日だった。
by soritant
| 2009-10-22 23:05
| 季節を感じる絵本
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