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http://www.kodomiru.com mail: info@kodomiru.com ”絵本とわたしとこどもたち”の利用につき管理者の許諾を得ずに、当サイト内のあらゆる画像や文章をなどの情報を無断転載することは著作権侵害にあたる行為のため禁止します。 <読んでいる本> 三国志 野に出た小人たち <最近読んだ本> すももの夏 クロニクル千古の闇 最終巻 決戦のとき 500年のトンネル 上下 500年の恋人 <最近嬉しかったこと> 私より年上の「白鳥」と「星の王子様」の面倒を見る事になったこと。 "CopyRight(C) 2006 - 2010sorita All right reserved." 以前の記事
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2011年 03月 27日
仙台の被災地に届けてくださっている方から
************************************* 多賀城市の国道は、津波で被災した多くの車があり、 作業をする車も中々入れていないのが現状だそうです。 進まぬ作業に大人たちの苛立が感じられたとのこと。 避難所によっても子どもの環境が異なるそうで、 子どもが遊べば「うるさい!」と大人たちから苦情がでるそうです。 ルールのある遊びには、集中出来ないそうで ぬり絵もコピーして沢山持参したとか。 黙々としゃべらず塗っていた子もいたそうです。 やはり、避難所によって雰囲気が異なるのですね。 避難所生活の疲労が溜まってきているのでしょう。 これからの方が、増々厳しくなります。 私が見てきた避難所や仙台市内の絵本のお届け以外のことも書きます。 昨日の岩沼市。 仙台市から南に位置しているのですが、国道4号線を南に行くと ガソリンスタンドは、車の行列。 もしくは、閉店でロープが張られた状態です。 名取市に入ると「遺体安置所」の案内看板がいくつも見えてきました。 国道沿いの古いボウリング場が名取市の「遺体安置所」です。 市の職員が、入り口に立ち車の誘導。 広い駐車場には、車がいっぱいです。 入場制限のためか、入り口付近で待つ人が何組も見えました。 辛いことですが、遺体安置所で探している人が見つかれば まだ、いい方なのです。 見つかった子どもの腕や足が無いご遺体も稀ではありません。 それは、子どもだけでなく、大人もです。 津波は、あらゆるものを奪いました。 それでも、ご遺体が早い段階で見つかれば、いい方なのです。 遺体で見つかることも辛い現実ですが、行方不明も辛いです。 避難所を回り、避難者名簿の確認、病院への搬送確認などなど、、、 ガソリンが手に入らないので、探したくても探せない、 連絡したくても、携帯を流されていれば、電話番号すら分かりません。 2週間も過ぎようとしているのに。。。 進まぬ状況です。 話すことも出来ない赤ちゃんが保護者とはぐれているケースも稀ではありません。 この震災で多くの震災孤児が出るのは確実です。 早くも引き取りますという伝言が、地元紙に掲載されています。 岩沼市に入ると泥から引上げられ、草などがこびりついた車 国道沿いのガラスの割れたお店、外壁が壊れ、閉鎖の会社などが多く見えました。 津波があがったであろう道路脇には、動物の足。 『岩沼市民会館』添付写真のように、自衛隊のテント、車が多くあり、 違和感を感じます。 迷彩色のアースカラーが日常ではないことを目の当たりさせているかのようでしたが、 自衛隊がいなければ、ご遺体の捜索活動などが出来ないのです。 避難所は、入り口付近から疲労感を隠せない大人たちが出入りしていました。 職員の方たちも交代制ではあるものの、24時間体制です。 その職員の方たちも被災者ですので全体的に疲労感があります。 節電の為なのか、照明も暗く、 大きければ大きい避難所程、大人の居場所で、 子どもたちの居場所はありません。 疲労困憊の大人たち、家も、家族も、職場も失っている方も多く、体調も優れない。 すぐ側に病院がありましたが、持病を持つ方は薬を手に入れるのも困難な状態です。 お風呂にも入れず、ゆっくり眠りたくても囲いがなく、プライバシーもない、 僅かなスペース。 常に気をつかい、着替えをする場所にも困っている状態です。 子どもを抱える方は、授乳や離乳食をすることも大変なことです。 人が動き、常にざわついた、落ち着かない状況の中 子どもたちは、不安を抱え、続く余震の恐怖に 寝付けないで体調を崩したり、ぐずり、発熱、腹痛、下痢、 嘔吐などなど様々です。 絵本がわずかに合ったスペースにテーブルコーナーが合ったのですが、大人の場所です。 小さな子どもの居場所ではありません。 多くの人が出入りする避難所では、保護者から離れるのは安全ではないようです。 避難している人数さえ流動的で、確認が難しいのです。 図書館司書の職員さんに用意して頂いた毛布2枚の「絵本スペース」。 ようやく来たその子は、他の子と箱の中の絵本をかなり戸惑いながら 恐る恐る覗きました。 ゆっくり、ゆっくり声をかけながら 手にした絵本を何冊も読み聴かせしました。 素人なので、心をこめて、表情をみながら続け、 何冊目なのか覚えてませんが、迷路のような絵本の絵にやっと微笑んだのです。 そして、「だるまちゃんとうさぎちゃん」の「ゆきうさぎ」の絵を指差して 消えそうな小さな声で「かわいい」と言ったんです。 かわいいね。って言ったら「うん」って答えてくれて ぐっと涙こらえました。。。 それから、少しずつ表情が明るくなって、「うさぎ」のおりがみに辿り着いたんです。 宝物にするねって、小さな手とタッチして帰ってきました。 お揃いの「うさぎ」のおりがみ。大事な宝物です。 今、被災した地域では、津波で流されて動かなくなった車からガソリンの抜き取り。 もっと酷い場合には、車の中のご遺体から財布の抜き取り。 倒壊家屋からの貴金属の盗難。 被災した倉庫などからカップラーメンなど食料の強奪。 仙台市中心部も家の倒壊をまぬがれ、 電気や水道が使用できるようになりましたが、 交通の不便、物資不足から、老人の一人暮らし世帯や 介護世帯では買い物にも困る状態です。 流通が少しずつ可能になってきたガソリンや灯油も数時間の行列や量の制限付き。 数時間ならんでも行列の先のガソリンスタンドは営業休止の場合も珍しくありません。 報道されていない地域も、家が倒壊、半倒壊など住める状態ではないところや 道路の陥没、地割れも多くあります。 仙台駅の修復は、かなりの時間が必要です。 地下鉄も、一部使用できない駅もある為、利用者は代行のバスで大混雑です。 職場まで自転車で片道1〜2時間は、当たり前の状態で、家の片付け、職場の片付け。 多くのビルは、建築確認が済まないと立ち入ることすら出来ないのです。 職場から自宅が遠い方は、通うことすら出来ません。 学校が始まったら。。。 遠くから通う生徒は、学校に行く手段がないのです。 水がひいていない場所もあります。 震災で多くが会社として機能が果たせないのです。 パートや契約社員だけでなく、正社員も職を失うでしょう。。。 仙台駅周辺のお店も、天井の落下、壁の崩落、 ショーウィンドウのガラスに亀裂が入り散乱して、 営業再開までに多くの時間がかかりそうです。 名取のある方の家の前に見知らぬ人のご遺体が有ったそうです。 就職が決まり、通勤用の車を購入して、子どもを預けようとしていたお母さん。 買ったばかりの車も流されたそうです。 報道は、ほんの一部です。 避難所から仙台市中心部に入ると別世界のようです。 店舗はクローズですが、店の前で限られた数のお弁当や総菜を手書き看板で売る店もあります。 避難所の方たちと服装も異なります。 上手く表現できませんが「色」があるのです。 今日、ガソリンスタンドに並んでいた車の中で80代のお年寄りが亡くなりました。 死因は、暖をとる為の練炭。 生きていることは、お役目があるはず。 出来ることは少しですが、 皆さんのあったかい絵本や児童書をお届けできればと思っています。 地震当日、横田やさんにいたのも何かのご縁かもしれませんね。 震災で津波の影響があった園などは、再開までには長い時間がかかります。 既に、閉鎖のところもあります。 でも! 本の持つ力は、大きいのです。 被災した子ども達や大人の方達と接して強く感じました。 今日、とても素敵な本を見つけましたよ! 箱の中に「どうぞのいす」があり、みんな優しいくて好きだわ〜 まさに今、この本ピッタリだわなんてつい読んでいたのです。 最後のページに手書きで、 『どうぞ』のきもちだいじだね。 こどもたちに えがおが はやくもどりますように なごやのおばちゃんより と、メッセージがあり、号泣。 誰かを思う気持ちは、やさしくて、あったかいです。 仙台の被災地に届けてくださっている方から ************************ 最初これをアップするのに躊躇しました。 ですが、書いてくれた人が言いました。 ぜひ知ってください。と。 なので伝えます。 わたしたちはこういう場所に本を送っています。 そして、そこから避難してきた人に送っています。 改めて、送る、ということを見つめなおしています。 みなさんもどうぞ今一度考えなおしてください。 本当に、本を選んでいますか?
by soritant
| 2011-03-27 23:08
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