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2008年 06月 19日
たぶん店主に薦められなかったら手にとらなかったと思う。 それもたしか、間をおいて2度目か3度目だったから。 読んでみてわかった。 最近の私がケルト文学にはまってるからではなくて 直感で、避けてたのだった。 肌がむき出しになってヒリヒリした感じ。 間違って皮膚を切ってしまった瞬間の あの熱くて、冷たくて 一瞬で体が凍りつくような・・・ 孤独じゃないのに誰よりも孤独だと感じていた時を思い出すのを恐れて・・・。 主人公 アーシュラ・リグズは、自分のことをアグリーガールと呼んでいる。 でもアグリーガールはただのみにくい女の子じゃない。女戦士だと。 アグリーガールは媚を売らないし、へつらわない、必要のないつるみはしないし、誰にでもちゃんと物を言う。 だってアグリーガールだから。 でも 本当は とっても繊細な女の子。 自分が自分であるために 自分を奮い起こすためにアグリーガールはそんなことしない。と呪文のように心で語りかける。 本のはじまりは、わりと人気者でおちゃらけがたまにすぎる文学少年「マット」が連行されるところから始まる。彼はたった1本の電話のせいで「爆弾予告犯」にされてしまった。 それはカフェテリアでのたった数分の余興みたいなおふざけが原因だった。 まわりはみんな集団リンチでもしているかのように マットの心配よりもテレビ局がきてひどい騒ぎになっていることに驚喜している。 たまたまその余興を見ていたアーシュラは それがただのおふざけで信じるに値しないことだと校長に告げにいく。 文中でマットは、アーシュラのことをすっごいクールだという。立ち居振る舞いはまるでオリンピック選手のように高潔だと。 誰に非難されても誰にどう思われても アグリーガールは、自分の信念で動く。 彼女は常に正義の人だ。 表面だけ見れば正義の人はただかっこいいだけだろう。 でも正義でいることほど難しいことはない。 この本は、世の中の動きというものを的確に表現していると思った。正しい人への中小誹謗。誤解から生まれる非難の雨。そこから生まれる狂気の暴力。 いつ 誰に なに されるかわからない。 とくにアメリカではコロンバイン事件以来 スクールで爆弾、銃が少しでも関わるとヒステリックになるのは当然だろう。 だからこそ 本物か偽物かを見極める力が必要な時代ともいえる。 自分が自分らしく 自由に動くのは 何も好き勝手していいという意味じゃない。 そういうのをより多く子どもたちに伝えていきたいと思う。 この本は、そういう意味でも子どもたちが中学生になったら、読ませてあげたい1冊になった。 みんな同じ年頃の子は 肌がむき出しになったような感覚で日々過ごしている。 それがちょっとすり剥いた程度なのか ざっくりと皮下脂肪まで見えそうなのかは人それぞれだから。 でも 読んでみてよかった。 高潔さ、 いまも昔も私に欲しいものだわ
by soritant
| 2008-06-19 10:36
| 児童書(中学生以上)
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