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2009年 11月 11日
片山健さんの絵本は、どの絵本を見ても力強い。
見てるだけで元気をもらえる。 なんだかムズムズしてくる。 散歩いくぞ!とか、あーーじっとしていられないわ!とか。 この絵本も同じ。 読んだあとに広がるのは、心の満腹感。 おかあさんにだっこされたかのような安心感。 さぁ、私も冬ごもり準備はじめようかな。 たのしい ふゆごもり 片山 令子 作 片山 健 絵 福音館書店 表紙にはクマの親子と黄金の風景。 実りの秋は、感謝の気持ちを一層引き立たせるような景色がある。 ここにも、籠いっぱいの木の実やキノコは まるで宝石のよう。 お揃いのコートが憎い演出だな。 ご夫婦で共作で絵本を作り上げるって ちょっと素敵だな。 こぐまちゃんのおうちには、大きなベッドと小さなベッド。 でも小さなベッドは使われていません。 なぜなら、まだこぐまちゃんは、一人で寝られないのです。 『 いっしょに ねむる ぬいぐるみ つくって。 そうしたら あたし、ちいさいベッドで ねむれるわ 』 おかあさんは、明日つくってあげると答えます。 次の日、目が覚めてみると、おかあさんはもうオーバーを着ていて でかける準備が整っています。 ぬいぐるみ作ってくれるんでしょ?と聞くこぐまちゃんに ゆきがふるまえに、ふゆごもりの準備をしないといけないのよ と答えます。 こぐまちゃんとお母さんは、一緒に木の実を穫りにいきます。 こぐまちゃんは、りすと遊んでいます。 もちろん、お手伝いもしました、でも食べられない木の実ばかりですけどね。 次は、はちみつとり。 鼻をさされてしまって、こぐまちゃんはおしまい。 でもね、こぐまちゃんは、ちいさなちいさなつぼにはちみちをとりました。 次は、魚とり。 こぐまちゃんは、かえると一緒に滑って転びながら 小さな魚を一匹とりました。 お母さんは、大きな魚をいっぱい。 次は、わたつみ。 この頃になると、夕焼けが見えて、黄金がさらに はちみつ色に染まって、少し赤褐色もまざって美しい。 わたの実もそこで揺れているかのように描かれているのに驚きます。 きのこをとりながら家路につき 暖炉に火をいれて、魚を焼きます。 これがまた美味しそうで。 暖炉の火も燃え盛る様子が表現されています。 あの、火の照り具合というのかな、顔が火照ってる感じも。 美味しそうな食事の用意は 絵なのに、湯気がたっています。 小さいけど、ちゃんとこぐまちゃんが穫った魚も焼いてあります。 子どもって、どんな小さくても 自分が収穫したものに、誇りを持っていますよね。 釣りをした時、あんまり小さいのは可哀想だから 放してあげるのだけど、食べられそうな時は 焼いて、みんなで一口ずつ、美味しいおいしいと言って 我が家でも食べます。 よもぎもつくしも。 野の花も、いつでも、小さな手に握りしめた瞬間に 宝物になるのは、どうしてでしょうね。 あの瞬間に思うのは「あぁ、神様の手だな」と しみじみ吾子を見つめてしまいます。 さて、冬ごもりの準備はまだこれでおしまいじゃありません。 こぐまちゃんにぬいぐるみを作ります。 来年はもう着られないオーバーを切って 縫い始めたぬいぐるみは・・・・・。 この先は、どうぞ子どもと一緒に読んでみてください。 読み終えた時の、満ち足りた優しさに沁み入ります。 さて、このお話には別のお話があります。 購入したクラッベさんで 伺ったのだけれど、 不登校になった子どものお母さんは、この本を読んで、 「よし、わたしたちもふゆごもりの準備をしようか」 と、子どもとじっくり過ごすことに覚悟を決めたそうです。 この本を読んで、すごく心が助けられたそうです。 そして、数ヶ月じゃなくて、何年もかかったけれど その子は、外へ出られるようになったそうです。 この覚悟、簡単そうでいて、簡単じゃないのです。 かなりの心持ちがいります。 勇気づけられるのには、理由があります。 これはご夫妻の言葉と絵の中にたくさんある愛情ゆえでも あるのでしょうね。 さて、私も「今度ね」「明日ね」「時間のあるときにね」 なんて言いながら、伸ばし続けているものがたくさん。 忘れていた縫い籠を出して 少しずつ、チクチクをしていこうと思います。
by soritant
| 2009-11-11 23:55
| 家族のあったかい絵本
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