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2010年 03月 10日
この本との出会いは、福音館のメールマガジンで
片山健さんが紹介されていたから 残念ながら、その時のメールは捨ててしまったようだけど もうずいぶん前になる。 当時は品切れ重版未定だったのかな、 探して、探して買った覚えがあるけれど いまはいつでも買えるはず。 この本は3部作の1冊目。 「かあさんのいす」 べラB・ウィリアムズ作・絵 佐野洋子訳 あかね書房 少女が楽しそうにお母さんと帰って来ると 家は火事で焼けこげになっていた。 おばあちゃんも猫も無事だったけど、 みんな燃えてしまった。 近所の人が新しい家での生活に必要なものを くれたりする様子など、 人の温かさをとても感じる。 もちろん、以前とは生活も変わってしまったようだ。 お母さんは一日足が棒になるまで働いているけれど 足を休める場所もない。 家事で全部椅子は焼けてしまったから。 少女と買物に出かけている最初のお母さんと 疲れきっているお母さんとは同一人物に見えないほど。 少女もお母さんが働いている食堂で少しお手伝いをする。 お手伝いをしてもらったお駄賃は 必ず半分ある場所にいれる。 お母さんも一日働いて来て 稼ぎがあるときも、少ないときも 必ず小銭をある場所にいれる。 ある場所とは、みんなで用意をした大きな瓶のことだ。 このベラB.ウィリアムズの3部作は、この瓶だって 少女たちと同じくらい存在が重要な位置にある。 私はその瓶を、幸せを運ぶ瓶と呼んでいる。 この大きな瓶がお金いっぱいになったら 少女はお母さんのために椅子を買いに行くのだ。 ふつうの椅子ではなくて、 すごくふわふわで、すごくきれいで、すごく大きい しかもバラのもようのついたビロードの椅子しか だめなのだ。 ある日いっぱいになった瓶のお金で家具を買いに行く。 たくさんの椅子に座り、お気に入りの一品を見つけるための 様子はもうこちらまで笑顔になるほど。 大きな椅子に座って子どものような顔で 座り心地を確かめるお母さんを見て、 「まるでさんびきのくまの女の子みたいじゃない」 とおばあちゃんに言われるシーンも。 椅子を運び入れるシーンもなかなかですよ。 薔薇の花の大きなふわふわのビロードの椅子に 母と一緒に横たわる母娘の絵がラストにあります。 なんとも幸せそうなんです。 どの頁もきらきらしていて、 貧しくてもみんなに助けられ愛情いっぱいに 育っている家族が描かれています。 隅々まで心がほぐれて涙が出てしまう作品。 最初に書いたようにこの本は片山健さんの言葉で手に取りたくなったのですが 彼も『 宝石のようだ。』と紹介している。 片山さんの絵も存在感があるけれど、この絵もすごい。 存在感というか生命力。 ぜひ1冊目から。 佐野洋子さんの訳も楽しんでね。 私も小さいときに、10円玉や1円玉をためて 母にエプロンをプレゼントをしました。 一生懸命、予算の中で一番素敵なものを選んだのです。 なんの変哲もない いま思えば安っぽい薔薇の刺繍がしてあるエプロン。 母は覚えているかな。 案外に忘れっぽい母 肝心なことを忘れてくれます。(笑) 小学生5年生の時に、 父からスヌーピーのエプロンをもらったな・・・。 ファンシーショップの包装紙で・・・ どんな顔して入ったんだろう・・・。 嬉しかったな。 もらうのではなく、いつかあげたいと考えていた私は 初任給を全部家族のために使いました。 祖母はいまでも「一番」といってウールの赤い膝掛けをつかってくれています。 さて、例にもれず、あれだけやると誓いながら・・・。 いま確定申告を最終チェックしています。 というわけで、慣れない夜更かし4日目です。 もうすぐ卒園式なのに・・・・大丈夫なのかな。 * この紹介は2007年に紹介したものに加筆訂正をしたものです
by soritant
| 2010-03-10 00:20
| 家族のあったかい絵本
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