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2010年 05月 09日
小さな子は、
好きな物に巡り会うと いつだって、そればかりを欲しがったりする。 何度もなんどもおねだりをされると 母になりたての私は、ついつい、もう一度ね。 をやってしまっていた。 あの無垢な笑顔に弱いのだ。 けれど、子どものことを考えると それはよくないことも多いわけで ものには、はじめとおわりがあるように。 食べ物だって、いつだって食べていいわけじゃないし どれだけでも食べていいわけじゃないし 好きな物ばかり食べていてもいけない。 これを日本の言葉で節度という。 この絵本に出会ったのは、息子が3歳の時。 ジャムつきパンとフランシス ラッセル・ホーバン=さく リリアン・ホーバン=え まつおか きょうこ やく 好学社 どんな食べ物よりもイチゴのジャムつきパンがいい。 ぷるんぷるんしている半熟ゆでたまごは 気に入らないし、 めだまやきはにらまれているみたいだし。 と文句ばかり。 お母さんが作ってくれたお弁当も 隣の席のアルバートと交換してしまう。 それもジャムつきパンと・・・。 そこで、そうくるかという仕草も微塵もみせず 次の日から、フランシスの三度の食事はジャムつきパンオンリーと なってしまった。 いくら好きでもねぇ・・・。 初めての食べものにも、怖じ気づいて食べようとしない・・。 さて、どうなることやら。 我が家はこの本を教訓に使ったことはないけれど 子どもたちがこればっかり食べたい、明日もあさっても。 なんて誰かがいうと・・・・ 「それじゃフランシスのジャムつきパンだよ」 と子どもが言う。 お互いに顔を見合わせ、くっくっと笑い 「・・・じゃやめた。」という様子は可笑しい。 世間ではあまり親しみが少ないフランシスのようだけど 私の周りでは、親友のようにフランシスは存在はする。 そして、フランシスのお弁当は憧れのまとでもある。 缶のお弁当箱ではないけれど、花瓶もないけれど 先日、遠足の代理日のお弁当はフランシスお弁当。 ホールウィートブレッドには、 自家製イチゴとクリームチーズのサンド ツナサンド フォーシードブレッドには、 ロースハムサンド レーズントーストは、 カリカリバタートースト 赤レンズ豆のペースト ブロッコリーのサラダ トマト2種類 ぶどう 干しプルーンに干しパイン ギンガムランチョンマットとくれば・・・。 今度は、小さな瓶に 小さなプリンをいれてあげようかな。 追記 連休明けからあおが熱を出していました。 ようやく明日から外出できそうです。
by soritant
| 2010-05-09 09:22
| 家族のあったかい絵本
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