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http://www.kodomiru.com mail: info@kodomiru.com ”絵本とわたしとこどもたち”の利用につき管理者の許諾を得ずに、当サイト内のあらゆる画像や文章をなどの情報を無断転載することは著作権侵害にあたる行為のため禁止します。 <読んでいる本> 三国志 野に出た小人たち <最近読んだ本> すももの夏 クロニクル千古の闇 最終巻 決戦のとき 500年のトンネル 上下 500年の恋人 <最近嬉しかったこと> 私より年上の「白鳥」と「星の王子様」の面倒を見る事になったこと。 "CopyRight(C) 2006 - 2010sorita All right reserved." 以前の記事
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2010年 12月 24日
今年の冬、クリスマスの絵本を何冊か追加した。
毎年、ことしは何を買おうかと悩むのが好き。 読みすぎて買いなおしたものもあれば 未だ手に入れてない古典を手に入れる楽しみや 子どもが見つける喜びもある。 この秋、ひとつの悲しい別れがあった。 親しくもないのに別れと書くのもおこがましいけれど それでも、私にとって近親者のような 隣り近所のおばちゃんのようだったような 佐野洋子さんの死。 彼女の書いたクリスマスの絵本を買おうと思っていたらの訃報。 それにしても、ひとつ気がかりなこと。 友人とも話していたのだけれど 佐野さんが他界してから無遠慮に彼女の写真。 しかも最近の写真がよく出てくる。 きっと、空の上から怒ってると思うのはわたしたちだけだろうか? わたしクリスマスツリー 佐野洋子 作・絵 講談社 クリスマスツリーになりたくて仕方がないモミの木。 赤い実をつけたつるに枝をかしてくれと言われようと 小鳥たちが巣を作ろうとしようと 断固として譲りはしなかった。 この断固ぶりが作者に似ている。 しかも、道行く列車がたくさんモミの木を乗せて 走っていくときに、置いてかれなくてした動作というのは 自分から根っこを抜き取り歩き出すという根性。 あんまりにもクリスマスツリーに切望するあたりは アンデルセンのモミの木を思い出したけれど このモミの木は強かった。 けれど、汽車は行ってしまいホームでしくしく泣き出すモミの木。 仕方なく、とぼとぼもといた場所に帰った。 モミの木が芽を生やした頃から見守っていた大きな古い木があるのだけど 優しく迎えて、早く根をつけなさいと心配するあたり 帰る場所があるっていいなぁと思う。 さて、クリスマスツリーになりたかったモミの木。 いままでずっといた山の中の場所に帰ったわけですが 思いがけず、誰よりも素敵なクリスマスツリーになれます。 佐野さんしか描けない、すこしおかしい日本語(わたしは好き) そして、さっぱりとして心に響く絵をぜひ今からでも堪能してください。 ごぶさたしています。 イベントの情報ばかりで、絵本の紹介は久しぶりです。 今年もみなさん素敵なクリスマス週間を楽しまれたのでしょうね。 我が家はいつもより少し、寂しいクリスマスでした。 というのも、ふみだけが遊びに行っているのでいないのです。 やっぱり家族は一緒がいいなぁ。 明日はクリスマス。 プレゼントは、何がくるかな。 はやく寝ないとサンタさん来てくれないわ>< みなさんにも素敵な星が降り注ぎますように。
by soritant
| 2010-12-24 23:57
| クリスマス絵本
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