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2008年 07月 19日
子どもは、なりきるのがうまい。 バレエの少女〜と思えばそうなるし お姫様にも王子様にも カエルにも赤ん坊にも泥棒さんにも いたずら小鬼にも 子どもはなんにだってなれる。 夢や希望が小さな体に無限につまっているのだから。 私はすっごく小さい時、アグネスチャンが流行っていて歌手になりたかったようで、なんかをマイク代わりによく歌っていたけど、恥ずかしくて・・・ 父親に「おめめかくしてくれたら うたうもん」と言った記憶があります。 ほかにどんな夢があったのかなぁ。 今日の絵本は無邪気そのものの子どもを描いたもの 見ているだけで、うきうきしてくる開放感があります。 ちょっとアニメチックで、ふるーいよきアメリカンな感じ。 いまならたくさん集めたいマッチ箱のラベルのような絵。 作者のマリー・ブレアは、ディズニーのアニメーション映画「シンデレラ」「ふしぎの国のアリス」「ピーターパン」などのコンセプト・スケッチにを手がけていて、彼女といえば世界博のパビリオン「イッツ・ア・スモールワールド」で有名だそうです。 残念ながら、シンデレラなどはピンときますが、スモールワールドはわからなくて・・。何年か前に東京でマリー・ブレア展もあったようで・・・。 東京はうらやましい場所ですよ>< *** 絵本の女の子は、遊びながらなんにでもなるのです。 ことりは とべる わたしだって とべる うしがもうとないたら もうとなき くねくねしてけむしのまねして かにみたいにつかんで! やぎのつもりで セロリをはりはり食べて みつばちもはたらくなら わたしも働く その気になるのが上手な女の子。 この子が大きくなったら・・・・・妄想好きで すぐになりきるアンのような女の子になるかもしれません。 ノスタルジックな画風と古風な色彩。 賑やかな構図 そして、歌まで楽譜つきで紹介されています。 これはうたっきゃないでしょう?! 「わたしは あそぶ だれとでも わたしは なれる なんにでも それが わたし 」 最後にこの言葉で結んでいます。 訳者は 谷川俊太郎さん。 そうと聞けば・・・これは『買うっきゃない』でしょう。 わたしは とべる マリー・ブレア 絵 ルース・クラウス 文 谷川俊太郎 訳 講談社 表紙裏についている谷川さんのコメントがまた素晴らしいのですよ。 ふふ わたしの足下 すてきでしょ〜 おかあさんのまね〜 お姫さまじゃないの。 あっ、なおさなくっちゃ* わたしもする〜 よっこらっしょっと うまく いかないっ〜!!!! あぁぁ!! こっちゃんみたいにできない〜!!! ひとりでするんだもん。 ほらっ・・・・・たてた!!! おめでとう**
by soritant
| 2008-07-19 22:38
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