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2008年 11月 15日
からすたろう やしまたろう 文/絵 偕成社 この本は、昨年、息子が1人の男の子にいじめられ (その後、クラスが学級崩壊へとなったのですが) 学校に行けなくなった時に、友人である絵本屋さんのKさんが 何冊か息子のために用意してくれた絵本のなかにあった1冊です。 息子が、今でも大好きな絵本。 ある小さな村に おかしなおとこの子がいました。 教室にはいらず、えんの下にいたり、 先生をこわがってなにもおぼえることもできなかったり.. その子は小さいので「ちび」と呼ばれていました。 友達は誰もいませんでした。 でも学校を休むことはありませんでした。 誰からも相手にされないちびは「やぶにらみ」を覚えました。 理由は、見たくないものを見なくてすむようになるからです。 ちびのえらい所は、退屈しないで、楽しむ方法を自分で見つけたという所です。 それは驚くほど単調と思えるようなことでも ちびは奥深く感じることができるから、天上の模様も 友達の肩のつぎはぎも、まどからみえる景色やいろいろ楽しみました。 外では耳をすませました。 そしていろいろな音に耳を傾けたのです。 そんなちびをみんな「うすのろ」とか「とんま」とか呼びます。 でも、絶対に学校に来るのです。 あるとき、磯辺先生という若い教師がきました。 この先生は、誰よりもいち早く「ちびの特技」に気づきました。 ちびはいろいろなことを知ってるのです。 のぶどうや山芋のありかや、花の種類。 そして、誰もしたことがないことでしょう 先生は、ちびとふたりきりで話をすることがありました。 6年生になった時の学芸会、ちびが1人で壇上に立ちます。 子供も村の大人もバカにするのです。 演目は「カラスのナキゴエ」 ところがですね。 あまりのすごい鳴きまねにみんなが静かになります。 「あほうがなにをみせるんだ」と言った人まで 何も言えません。 だって、ちびはすごいのです。 かえったばかりの鳴き声やとうさんがらすやかあさんがらす あさはやい鳴き声、村で不幸があった時の鳴き声 うれしい鳴き声 最後に磯辺先生は、どうしてちびがこんなに鳴きまねがうまいのか説明しました。 6年もの間どうやって通ったのかを話してきかせます。 その間、みんなは、どれだけつらくあたったかを思い出して泣きました。 ちびは、もうちびとは呼ばれず、からすたろうと呼ばれるようになりました。 そして、二度と意地悪を言うものもいませんでした。 八島太郎さんについては、私はまだ勉強中の身で 語るほどの知識がありません。 八島さんはロスに住まわれていて、彼の絵本は逆輸入されてきてる ようなもので、海外ではとても評価されています。 もちろん日本でも名作の一つです。 からすたろうが出てくる村は、八島さん自身が暮らした幼い時に 暮らしていた鹿児島県のある村のお話ではないかと思います。 磯部先生は、実在の八島さんの恩師二人の思い出をあわせて作った人のようです。 そして、ちびという子供も実際にいたのだと思います。 ひょっとしたら、ちびに何か言わなくても、 言われているのをただ傍観してた幼い時間を、ちびに謝りたくて 意地悪とは、教育とは。 を伝えたくて、この本を書かれたのではないのでしょうか。。 ずしっとくる絵本です。 息子は、よくからすたろうの真似をしてからすの鳴きまねをします。 以前 あんまり鳴いているから オットが思わず「うるさい」というので あとから この本のことを説明したら 感心して何も言わなくなりました。 息子の中でからすたろうは、かっこいい子なんだろうなと思います。 もし、このブログを読んでくださっている方の中で お子様が不登校だったり、何か思いを抱えてるなと感じる方がいたら そっとこの本を本棚にいれておいてあげてはいかがですか? 私は読んでと言われたときに読んであげる本ですが いつも涙ぐんでしまいます。
by soritant
| 2008-11-15 01:28
| きもちのえほん
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